関連記事
噛み終えたチューインガムを素材に使用するスニーカー、オランダで開発
オランダ・アムステルダムで、噛み終えたチューインガムをリサイクルして原料に使用するスニーカー「Gumshoe」が開発された(Gumshoe公式サイト、The Vergeの記事、動画)。
タバコの吸殻が年60億個以上街にポイ捨てされるというオランダだが、噛み終えて街中で吐き出されるチューインガムは吸殻の次に多く、年15,000トンが捨てられているという。オランダ政府は年間数百万ユーロをチューインガムの清掃に費やしているが、チューインガムは生分解に20~25年かかるという問題もある。
この問題を解決するためアムステルダム市のマーケティング組織「I amsterdam」は地元のファッションブランドExplicit、およびチューインガムのリサイクル素材「Gum-tec」を使用した製品を製造・販売するGumdrop Ltdと提携し、Gumshoeを開発した。Gumdrop Ltdは噛み終えたチューインガムに関する世界的な問題を解決するために2009年に設立され、市内に設置した専用回収容器「Gumdrop」や携帯用回収容器「Gumdrop On-the-go」で回収したチューインガムからGum-tecを製造している。
Gum-tecが使われるのはGumshoeのソール部分で、4足にチューインガム 1kgを使用するという。発売は6月、現在Explicitのオンラインストアで事前予約を受け付けている。色は黒とピンクの2種類、価格は199ユーロ95セント(約26,500円)だが、現在は49ユーロ95セント(約6,600円)に値下げされている。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | idle
関連ストーリー:
このスニーカーは何色?ソーシャルメディアで論争に 2017年10月15日
タバコの吸殻をカラスに集めさせるというアイディア 2017年10月09日
無料Wi-Fiサービスの利用規約、ちゃんと読んでる? 2017年07月15日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク