アキュフェーズ、デジタル出力・ワイドFM対応のステレオチューナー「T-1200」

2018年4月27日 21:10

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「T-1200」。(画像: アキュフェーズの発表資料より)

「T-1200」。(画像: アキュフェーズの発表資料より)[写真拡大]

 高級オーディオを製造・販売するアキュフェーズは、デジタル回路・デジタル出力を採用したFM対応ラジオチューナー「T-1200」を5月上旬より販売開始する。本体価格は、36万円(税別)。FMの電波を利用してAM放送も楽しめるワイドFM(FM補完中継局)に対応している。

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●デジタル回路のFM対応チューナー

 T-1200は、デジタル回路を採用した高級ラジオチューナーだ。主な回路をデジタル化したことにより、旧来のアナログモデルよりも雑音が少ない状態で視聴可能となっている。また、「デジタルFM復調方式」により、サウンドの低いひずみ、低いノイズを実現した。

 MPR(マルチパスリダクション)機能も搭載。ラジオの電波は、放送局から直接的にオーディオへ届く電波と、ビルや山などの障害物に反射しながら届く電波に分かれている。この2つの電波は、視聴の際のノイズ発生源となるが、MPR機能によりそれを調整している。

●T-1200の主なスペック

 受信可能な電波周波数は76.0MHzから95.0MHz。利用できるアンテナは、F型ターミナル・75Ω同軸。ステレオ復調方式は「DS-DC方式」を採用。「ステーションボタン」により、ラジオ局を20局選定できる。モニター用のメーターは、「METER」ボタンで切り替えることが可能で、「マルチパス」によりマルチパスの量を表示し、「シグナル」でラジオ電波の受信状況を表示する。

 重さは13キログラム、サイズは幅が465ミリ、高さが151ミリ、奥行きが406ミリとなっている。

●アキュフェーズとは?

 アキュフェーズは、ケンウッド(当時はトリオ、現在のJVCケンウッド)の設立者らが創立した日本の高級オーディオメーカーだ。創業当初の企業名は「ケンソニック」、現在は神奈川県横浜市青葉区に本社を置いている。

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