【銘柄フラッシュ】セルシードが心筋シートなど思惑視されて急伸しシーズメンは5日連続ストップ高

2018年3月3日 07:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 2日は東証1部の値上がり率1位がアグロカネショウ<4955>(東1)の9.4%高となり、会社発表の新製品や証券会社による投資判断は出ていないようだが、このところの米国発の世界株安を受けた下げがほとんど見られないまま底堅く推移していることや2月に主力農薬の効能拡大が承認され業績寄与の期待があることなどが言われて高値を更新。

 2位はサイバーリンクス<3683>(東1)の8.0%高となり、NTTドコモ<9437>(東1)とのタイアップによるAI(人工知能)活用の棚割画像認識サービス発表などが材料視されて急伸。

 3位は日東精工<5957>(東1)の7.7%高となり、この2月で設立80周年、上場50周年のため思惑が強まるとされて3日連続大幅高。

 図研エルミック<4770>(東2)は大日本印刷<7912>(東1)とのライセンス契約発表などが材料視されてストップ高の18.2%高。TBグループ<6775>(東2)はNEC<6701>(東1)のiPad向けクラウド型POSレジサービスシステムに自社製品を対応させ3月発売などが注目されて10.0%高と大きく出直った。

 テックポイント・インク(Techpoint,Inc.)<6697>(東マ)は「来期営業益4倍強に」との日本経済新聞報道や米国での銃規制に関連する監視・防犯カメラ需要が材料視されてストップ高の23.3%高。ロゼッタ<6182>(東マ)は総務省による同時通訳システム開発支援など注目され8.7%高。

 シーズメン<3083>(JQS)は第三者割当増資などによる資金調達が好感されて5日連続ストップ高の29.3%高。セルシード<7776>(JQG)はiPS細胞から心臓の筋肉(心筋)シートを作製し患者の心臓に貼り付ける大阪大学の試みや、3月下旬に開かれる再生医療学会への出展などが思惑買いを呼んだとの見方が有力でストップ高の20.0%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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