メルセデス、本格的オフロードピックアップ「Xクラス」発表 ジュネーブで

2018年3月2日 11:19

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記事提供元:エコノミックニュース

「X 350 d 4MATIC」が搭載する3.5リッターV型6気筒ディーゼルターボは、190 kW(258 hp)の最高出力、550Nm/1400〜3200 rpmの最大トルクを発揮する

「X 350 d 4MATIC」が搭載する3.5リッターV型6気筒ディーゼルターボは、190 kW(258 hp)の最高出力、550Nm/1400〜3200 rpmの最大トルクを発揮する[写真拡大]

 スイス・ジュネーブで3 月8 日〜18 日(プレスデー:3月6日~7日/一般公開日:3月8日~18日)に開催される「第88回ジュネーブ国際モーターショー」(88th Salon International de l’Auto de Geneva)で、メルセデス・ベンツは、6気筒エンジンとフルタイム全輪駆動のピックアップ「Xクラス」を世界初公開する。新型Xクラスは、ルノー日産アライアンスとの共同開発のもと日産のNP300ナバラとフレームおよび主要コンポーネンツを共有する。

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 「X 350 d 4MATIC」が搭載する3.5リッターV型6気筒ディーゼルターボは、190 kW(258 hp)の最高出力、550Nm/1400〜3200 rpmの最大トルクを発揮する。X 350 d 4MATICにはステアリング・パドルシフトとECOスタート&ストップ機能を備えた7速オートマチックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」が標準装備となる。

 この新型Xクラスは、2018年半ばから、欧州で発売される予定だ。ドイツでは、5万3360ユーロ(19%のVATを含む)からとなる予定。

 X 350 d 4MATICは、ピックアップトラックのセグメントで、ほとんど見られない駆動モードスイッチを標準装備する。 5つの運転モードには、まずコンフォート(C)モードがあり、エンジンが始動すると自動的にこれを選択する。快適さと調和のとれたアクセラレータ特性示す。

 ECO(E)モードは、低回転域でシフトアップする。スポーツ(S)はエンジン回転域全体を利用し、より高い回転数でシフトする。マニュアル(M)モードはステアリングホイールのシフトパドルを使用して手動で操作できる。コンフォートモードやECOモードと比較してシフト時間が大幅に短縮できる。

 オフロード(O)モードは、その名のとおり、フラットで正確なアクセル特性曲線を提供する。オフロード(O)モードを除くすべての運転モードで、ECOスタート&ストップ機能が有効だ。

 このDYNAMIC SELECTスイッチはセンターコンソールの中央コントロールパネルにある。選択されたプログラムはステータスとして表示され、プログラムが変更されると、メーターパネルの多機能ディスプレイにポップアップ表示される。

多彩なサーフェス用4MATIC永久全輪駆動

 4MATICパーマネントオールホイールドライブには、幅広い走行面で優れた性能とトラクションを保証する。全輪駆動システムは、3つの異なる全輪駆動モードがあり4H、減速ギアが1:2.9の4Lモード(低レンジ)も選択可能。さらに、必要に応じてリアアクスルに100%の差動ロックを使用できる。全輪駆動システムと、最大222mmの長いサスストローク、地上クリアランスを備えたサスペンションは、優れたオフロード能力を持つ。 Xクラスは45度までの勾配に容易に乗り、600mmの深さの渡河走力がある。アプローチアングルは最大30°、デパーチャーアングルは最大25°、左右の傾きは最大49.8°まで許容する能力を持った、本格的なオフローダーだ。

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