JR北海道、スマートフォンで表示できる「スマホ定期券」を導入開始

2018年1月21日 12:30

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定期券の表示イメージ。(画像: JR北海道の発表資料より)

定期券の表示イメージ。(画像: JR北海道の発表資料より)[写真拡大]

 JR北海道は17日、スマートフォンで利用ができる「スマホ定期券」を一部路線(石北線・釧網線)で導入開始した。

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 iPhoneのApp Store、AndroidのGoogle Playに対応した「バスもり!」アプリで利用することができる。同アプリで購入したスマホ定期券を駅員に提示することで乗車が可能だ。バスもり!アプリは無料となっている。(別途定期代が必要)

●スマートフォンに表示する定期券

 JR北海道が発表したスマホ定期券は、従来のカードに印刷された定期券ではない。毎日携帯しているスマートフォンの画面に定期券を表示させることで、財布からカードをわざわざ取り出さなくてもよく通勤や通学の利便性が向上する。

 ウェルネットが提供する回数券や定期券を購入するためのアプリ「バスもり!」のシステムが利用されている。ユーザーが同アプリをダウンロードすれば、複雑な手続き等をおこなわずにスマホ定期券を購入できる。

 クレジットカード払いとコンビニ払いに対応しており、駅の窓口に定期を購入しに行く必要がなくなる。特にクレジットカード払いの場合は、スマートフォンのみで全ての手続きが完了する。

●スマホ定期券の概要

 スマホ定期券は、ダウンロードしたアプリを通して表示されるWEBページを駅員に提示することで使用できる。同乗車券は利用スタートの日付から表示され、有効期限をオーバーすると自動的に表示されなくなる。また、違法にコピーされることを防ぐため、アプリ画面の中央に電車のイラストが描かれており、このイラストが画面の中を移動するようになっている。

●ウェルネットとは?

 スマホ定期券のベースとなっているアプリ「バスもり!」を開発したウェルネットは、電子決済などを提供している企業だ。1983年に設立されており、東京都千代田区に本社を置いている。また、札幌にも事業所を展開している。

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