ホンダが提案する「人の素晴らしさが際立つロボティクス社会」

2018年1月14日 07:19

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「3E-A18」(画像: 本田技研工業の発表資料より)

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 ホンダは9日(現地時間)、米ラスベガスで開催されている世界最大規模の家電見本市「CES 2018」で、人間の感情を把握できるコミュニケーションロボットのコンセプトモデルを世界で初めて公開した。

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 このコンセプトモデルはEmpower(人の可能性を拡大する)・Experience(人と共に成長する)・Empathy(人と共感する)の3Eコンセプトのもとに、「3E-A18」「3E-B18」「3E-C18」「3E-D18」と4つのヴァリエーションに展開させ、ホンダが指向するロボティクスの進行形を見せている。

 ホンダが提唱する3つのコンセプトのうちEmpowerとは、人とロボティクスデバイスが、ともに得意な領域で共働し、人にもたらされる様々な余裕を自らの可能性を拡大することに振り向けるということ。Experienceとは、人とロボティクスが相互に相手から学び自らを成長させていくこと。そして、Empathyとは、人とロボティクスデバイスが共感し合い、人の行動をサボートをすることと要約される。

 この3Eコンセプトを実現するため、ホンダはCI(Cooperative Intelgence)と呼ぶ独自の人工知能を案出し、必要不可欠なものと位置付けている。

 4台のロボティクスデバイスにはそれぞれCIを搭載し、柔らかい形状で人の行動をサポートする「3E-A18」タイプ、目的地までのラストワンマイルをチェア状になったり、ベビーカーや荷物カートとしてサポートする「3E-B18」タイプ、人との関りで学び、より人のためになるように成長する「3E-C18」タイプ、走破性が良好で難路も自律的に活動が可能な「3E-D18」タイプで構成される。

 その4台が、ホンダの目指す「人の素晴らしさが際立つロボティクス社会」の提案シンボルだ。

 2つ目は「Honda Mobile Power Pack」である。ホンダは現在主流であるリチウムイオンバッテリーの弱点である、航続距離と充電時間の長さに対応するため、着脱可能な可搬式パワーパックを昨年10月に発表した。再生可能エネルギーで発電した電気を蓄電し、小電力モビリティの動力や家庭での電源として活用すると共に、電力需要のビーク時には逆方向で電力供給を行うことまで視野に入れている。

 この「Honda Mobile Power Pack」で動く電動スクーター(PCX ELECTRIC)と2人乗りの小型電動モビリティ(Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Concept)が、いよいよ発表された。電動スクーターは18年に日本を含むアジア地域で発売が予定されている。Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Conceptは高い経済性を生かして市街地での移動や小口配送・アウトドアレジャーでの活用が見込まれるとしている。

 バッテリーの劇的な進化が待たれるのは言わずもがなであるが、バッテリーを着脱可能にして交換するという発想には、地に足の付いた柔軟性と現実感という好もしさがある。

 ※CI(Cooperative Intelgence):Hondaの考える「人と共調するAI」(矢牧滋夫)

関連キーワード本田技研工業人工知能(AI)スクーター

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