ゼンリンの電子地図ソフト「ゼンリン電子地図帳Zi20」2月9日発売へ

2018年1月10日 18:38

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標準の地図表示画面。(画像:ゼンリン発表資料より)

標準の地図表示画面。(画像:ゼンリン発表資料より)[写真拡大]

 ゼンリンは、PCインストール型でありインターネット接続を必要としない電子地図ソフト「ゼンリン電子地図帳Zi20」を、2月9日から発売する。全国の家電量販店で販売されるほか、オフィシャルオンラインショップ「ZENRIN Store」においては既に予約受付が始まっている。

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 このシリーズの初代は1998年に発売された。それ以来、毎年更新版が販売されている。完全インストール型であり、インターネット接続に関連するシステムは一切含まれていない。地図は3D表示が可能で、プレゼンテーションなど、ビジュアルを重視した場面での活用が見込まれるものである。

 また、CSVデータを取り込んで住所・緯度経度などの位置情報から地図上にデータを展開したり、売上などの数値情報のグラフ表示も可能である。

 収録されているデータは、タウンページデータ、郵便番号データ、道路データ(国道、都道府県道、高速・有料道路および料金)、経路探索データ、交通規制データ、市街地図データなど。

 対応OSはWindows。DVD全国版の価格は1万4,000円(税別、以下同)、DVD全国版アップグレード/乗り換え専用バージョンは1万1,000円。DVD全国版バージョンアップは7,000円である。

 ビジネスでの用途をざっと解説してみよう。建設業であれば、建物指定計測によって初期段階の作業計画に利用することができる。配送業に関しては、平均速度設定、経由地の追加・削除などで安全かつ効率的な配送ルートを割り出すことができ、また料金検索機能を用いて、有料道路を利用したルート検索もできる。

 不動産業においては、方位や面積を表示する計測機能が土地などの評価の目安となる。製造業においては、顧客情報を取り込んでエリアマーケティングが可能である。

 その他、全容は紹介しきれないが、多機能な地図ソフトであるというわけだ。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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