トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」、「Toyota Safety Sense」を標準装備に

2017年12月27日 23:00

印刷

「アルファード Executive Lounge」(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

「アルファード Executive Lounge」(写真: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • 「アルファード Executive Lounge」
  • 「ヴェルファイア Executive Lounge Z」

 トヨタは25日、マイナーチェンジしたアルファードならびにヴェルファイアを、2018年1月8日より発売すると発表。自転車や夜の歩行者をも検知できる第2世代版の「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備した。

【こちらも】トヨタ、「ピクシス メガ」をマイナーチェンジ

 Toyota Safety Senseは衝突回避を支援するための予防安全パッケージで、ミリ波レーダーと単眼カメラによる検知センサーを搭載。車両や昼間の歩行者に衝突する危険が生じるとセンサーが反応し、ドライバーに状況に応じた判断を促す。第2世代版では、検知対象に自転車の運転者や夜間の歩行者が加わった。

 このToyota Safety Senseは総じてプリクラッシュセーフティと呼称される数々の機能をもつ。まず車両や歩行者、自転車の位置、速度、予測進路などから危険性を見極め、衝突の恐れがあれば警報やディスプレイ表示でドライバーに伝える。

 ドライバーがブレーキを踏んだとして、もしその力が弱くても、プリクラッシュブレーキアシスト機能で踏む力をアシスト。衝突回避もしくは被害軽減に寄与する。そして危険がありながらドライバーのブレーキ操作がなく、衝突が避けられない場合は車が自らブレーキをかける、プリクラッシュブレーキと呼ばれる機能もある。

 各機能はこれまでも備わってはいたが、第2世代版では上述した検知対象の追加とともにそれぞれの性能も向上した。また新しく備わった機能もある。

 例えばレーントレーシングアシストという機能は車線を維持するのに必要な運転操作の支援、車線を逸脱する可能性があるときはそれを避けるためのステアリング操作支援を行う。道路標識をカメラで認識し、警報ブザーとディスプレイ表示で見落としを減らすロードサインアシスト機能も従来版にはなかった機能だ。

 ほかに今回のマイナーチェンジではエクステリア、インテリアのデザインが変更され、走行性能もアップ。アルファードは全国各地のトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店を通じて販売される。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事