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神戸市の「三宮オーパ」が18年2月末で閉店、37年間の歴史に幕
三宮オーパの閉店セールポスター(オーパ発表資料より)[写真拡大]
神戸市中央区のJR三ノ宮駅に直結した三宮ターミナルビル内の商業施設「三宮オーパ」が2018年2月末で閉店することが分かった。イオングループの運営会社「オーパ」が明らかにしたもので、建て替えが決まっている三宮ターミナルビルの新ビルにも出店しない見通し。三宮オーパは22日から閉店セールを始め、前身を含めて37年間の歴史を閉じる。
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三宮オーパは1981年に開業した「プランタン三宮」が前身。阪神・淡路大震災後の1995年10月に現在の名前で開業した。三宮ターミナルビルの地下2階から地上3階に出店、延べ床面積は約3,300平方メートルで、主に10~20代女性向けの衣料品店、雑貨店など64店舗が入っている。神戸市の中心部にある若者向けファッションの発信基地となってきた。
22日から年明けの1月11日まで第1弾の「37年間ありがとう 閉店売りつくしセール」を実施する。おおむね30~70%の割引となる見込みで、1月12日からは第2弾の閉店セール、2月9日からは第3弾の閉店セールを予定している。
さらに大阪市の心斎橋オーパ、京都市の河原町オーパなど関西地区のオーパ、ビブレ計7店が22日から31日まで、合同でフライングセールを実施する。割引はおおむね10~50%となる。
オーパは神戸市内で三宮センター街の「三宮ビブレ」、ダイエー神戸三宮店の「三宮オーパ2」を営業している。三宮オーパの閉店後はこの2店での営業に全力を傾ける。三宮オーパ2の名称は今後、変更も含めて検討するもよう。
三宮オーパが入居する三宮ターミナルビルは、地上11階建て延べ約2万平方メートル。三宮オーパのほか、三宮ターミナルホテル、飲食店、金融機関、病院、調剤薬局などが入居している。周辺のデパートや量販店、商店街とともに、三宮地区の商業拠点となってきた。
JR西日本などが管理、運営してきたが、耐震診断で性能不足と判定されたことから、2018年3月で閉館される。JR西日本などは建て替えを決めており、三宮ターミナルホテルは12月末で営業を終了する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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