農水省、ビワの種子粉末を食べないよう呼びかけ 有害物質含有

2017年12月8日 11:03

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記事提供元:スラド

 昨今ではビワやアンズなどのバラ科植物の種子を乾燥させて粉末にしたものが健康食品として販売されているそうだ。しかし、これらには人体に有害なシアン化合物が含まれており、ものによっては小さじ1杯ほどの摂取でも人体に影響のある量の青酸を摂取してしまう可能性があるという(農林水産省による注意喚起)。

 注意喚起では問題とされている成分として「アミグダリン」が上げられている。これを「ビタミンの一種」「がんに効果がある」などとうたっているものがあるそうなのだが、これらには根拠がないとのこと。また、生のアンズの種子を大量に食べて健康被害を起こしたり死亡する例も報告されているという。

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