富士ゼロックス、顧客と一体の印刷コミュニケーションの場を開設

2017年12月5日 17:19

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新拠点のイメージ(画像: 富士ゼロックスの発表資料より)

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 富士フィルムグループの富士ゼロックスは4日、同社海老名事務所(神奈川県海老名市)に来春、顧客やパートナー企業とが一体となったグラフィックコミュニケーションの場を開設すると発表した。このコミュニケーションの場は、総面積約7000平方メートルのスペースに、同社および富士フィルムのデジタル印刷機器やソフトウエア商品、関連技術を一堂に集め、統合的なワークフローに関する提案と実証を通じて、顧客のニーズに即したビジネスの構築を図っていきたい考えである。

 現在、さまざまなビジネス分野で、IoT(Internet of Things)、人工知能(AI)をはじめとする技術革新が起きており、第4次産業革命と呼ばれる産業構造の変化が進展している。また、国際化や女性・シニアの社会参加、働き方改革が求められるなど、消費者の生活にも変化が進んでいる。そうした中で、デジタル印刷の持つ、機動性・柔軟性・即応性といった特徴は、人と人や人と組織の相互理解を促進するコミュニケーション手段として、その役割を増している。

 富士ゼロックスは、そうした急激な環境変化の中で、新たな価値を作り出していくため、従来のデジタル印刷サービスを、印刷事業だけでなく、上流の企画・クリエイティブ領域から、自動化の仕組み、さらには、需要家への最適でタイムリーな届け方にいたるまでの総合的なグラフィックコミュニケーションサービスとして推進する必要があると判断した。

 同社は、2017年4月に、開発・営業・システムエンジニアなど、グラフィックコミュニケーションの各機能が一体となった事業制の組織に移行し、顧客ニーズに貢献するサービスをスピーディに提供する体制づくりを進めてきた。

 来春開設するグラフィックコミュニケーションの場は、そうした体制をより強化して推進するのが狙いで、顧客のビジネスの生産性向上と高付加価値の実現を目指す場としたい考えである。

 また、グラフィックコミュニケーションの場には、外部パートナーの技術・ノウハウを招き入れ、印刷バリューチェーン(顧客に届けられる各企業の付加価値の集積)全体でのイノベーションを実現する意向である。

 遠隔の拠点やパートナー企業との間で円滑なコミュニケーションを可能にするICT(情報通信技術)インフラの整備・拡充なども進め、国際的な事業展開の拠点を目指すことにしている。国際的な事業展開としては、タイのカスタマーセンターや米ゼロックスとの連携も視野に入れ、技術とビジネスモデルの先端をゆくイノベーションを生み出していきたいとしている。(南条 誠)

関連キーワード神奈川県人工知能(AI)IoT(Internet of Things)働き方改革富士ゼロックス

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