トヨタ、第2世代「Toyota Safety Sense」を発表 2018年から導入へ

2017年12月1日 11:02

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第2世代「Toyota Safety Sense」のイメージ。(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

第2世代「Toyota Safety Sense」のイメージ。(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 トヨタの安全性能は更なる進化を遂げていく。トヨタは11月29日、自動車向け予防安全システム「Toyota Safety Sense」の第2世代目の導入を2018年から行うと発表した。

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 「Toyota Safety Sense」は2015年から導入を開始した予防安全パッケージ。先行車との衝突回避支援や被害軽減のブレーキ動作を行う「プリクラッシュセーフティ」、走行車線逸脱によって発生する事故を警報とディスプレイ表示で注意する「レーンディパーチャーアラート」、周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えて夜間走行を支援する「オートマチックハイビーム」、あらかじめ設定した速度内で車間距離を保ちながら走行する「レーダークルーズコントロール」の4つの機能から形成されている。

 そして2018年から導入される第2世代「Toyota Safety Sense」には以下の機能が導入される。

 まずはプリクラッシュセーフティに「夜間歩行者」「自転車運転者」を検知対象として新たに追加。前回のシステムでは検知できなかった両者を検知対象に入れることで重大事故の原因を減らしていく。2つめは「ロードサインアシスト」だ。カメラが制限速度や一時停止、進入禁止、はみだし禁止など主要な道路標識を読み取りインストルメントパネル内に表示し、見落としを減らす役割を果たしてくれる。3つ目はレーントレーシングアシストの採用。レーダークルーズコントロールを使用した際に車線からはみ出さないように運転者のハンドル操作をアシストし、相乗効果でより良い運転を可能とする。また、レーントレーシングアラートにはレーンディパーチャーアラートの機能も含んでおり、道路の端の部分を認識するため車線からはみ出すことはほとんどなく、安全に運転が出来る。

 更に安全面が強化された第2世代「Toyota Safety Sense」。今後どのように活躍するかに期待がかかる。

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