【株式市場】中国が日用品の関税引き下げと伝わり日経平均は後場堅調になり3日続伸

2017年11月24日 15:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万2550円85銭(27円70銭高)、TOPIXは1780.56ポイント(3.48ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億2964万株

 24日後場の東京株式市場は、取引開始後まもなく「中国、消費者向け商品の輸入関税を12月から一部引き下げへ」(ロイター通信11月24日12時46分配信より)と伝えられ、資生堂<4911>(東1)やユニ・チャーム<8223>(東1)などが一段高となり、日経平均は13時頃から前日比プラス圏に浮上。14時30分を過ぎて44円05銭高(2万2567円)まで上げた。大引けも堅調で3日続伸。東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、イートアンド<2882>(東1)が好業績や12月末の株式2分割などを材料に一段ジリ高となり、マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は引き続きヤフー<4689>(東1)のインターネットオークション・フリマサービス「ヤフオク!」で出張買取事業の連携を開始したことなどが材料視されて3日連続ストップ高。精養軒<9734>(JQS)は1週間ほど前にイケメン若手タレントが同店の料理のファンだとテレビで公言したとされて人気化し、上野動物園の子パンダ12月公開への期待なども言われて連日急伸。

 東証1部の出来高概算は少なめで13億2964万株(前引けは6億2762万株)、売買代金は2兆3996億円(同1兆1222億円)。1部上場2038銘柄のうち、値上がり銘柄数は1157(同905)銘柄、値下がり銘柄数は781(同1020)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は15業種(前引けは10業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、小売り、化学、情報・通信、ゴム製品、サービス、食料品、陸運、電気機器、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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