トランプ大統領、海外SNSへアクセス禁止の中国訪問中にTwitterへ投稿

2017年11月14日 08:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 中国では政府の方針により、Twitterなどの海外SNSへのアクセスが禁止されている。中国内のネットワークからは基本的にこれらサービスに接続できないようブロックが行われているのだが、そんななか訪中中の米トランプ大統領がTwitterへの投稿を行ったことが話題となっている(ハフィントンポスト日経新聞)。

 トランプ大統領はTwitterのヘビーユーザーであることから、中国内でも投稿を行うかどうかが注目されていた(レコードチャイナ)。

 大統領専用機には衛星経由で利用できるインターネット回線が用意されているという話もあり、これを使うのではないかという話もあった。また、中国の規制を迂回するためのシステムを中国内に持ち込んだという説もある(AFP)。中国側はこれについて明確にはコメントしていないが(時事通信)、特別に規制を緩和したという話もある(ブルームバーグ)。中国内ではVPSの利用が規制されているが、トランプ大統領に対しては見て見ぬ振りをした可能性はある。また、BBCによると、「外国のSIMカードで3Gないしは4Gのローミングネットワークを使えば、携帯電話からツイッターを使える」という。ただ、トランプ大統領がこういった一般回線を使っていたのかは分からない。

 なお、中国メディアはトランプ大統領のTwitterについても取り上げたそうだが、中国からTwitterが利用できないことへの言及はなかったとのこと。

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