サッカー・ロシアワールドカップ、大陸間プレーオフが始まる

2017年11月12日 21:31

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■大陸間プレーオフ

 サッカーのロシアワールドカップ予選、日本はアジア最終予選で出場権を獲得したが、それがかなわなかったオーストラリアはじめ各ブロックで出場権を逃したチームの戦いが始まった。ヨーロッパ、アフリカは大陸内で出場チームを決めるが、アジアは北米と、オセアニアは南米とそれぞれ最後の椅子を掛けてホーム&アウェーで試合を行う。

 アジアのプレーオフ進出チームは、先日日本とアジア最終予選で激闘を繰り広げたオーストラリア。対する北米の進出チームは、ワールドカップ常連国のアメリカより上位につけたホンジュラス。実力が拮抗していてどちらが勝ってもおかしくない組み合わせである。

 オセアニアで1位になったニュージーランドは南米で5位になったペルーと対戦する。この勝負は南米で激闘を繰り広げてきたペルーの方が、前評判が高い。

■ホンジュラス対オーストラリア

 先に試合が行われたのはホンジュラス対オーストラリア。ホームのホンジュラスはリードをしたいところだったがオーストラリアの硬い守備を崩せずにいた。一方オーストラリアも決め手を欠きホンジュラスの最終ラインにはじき返された。イエローカードが合計8枚も飛び出すという激闘になったが結局両チームとも得点を挙げることが出来ずスコアレスドローで終えた。

 15日にオーストラリアのホームで2試合目が行われるため、オーストラリアとしたらしてやったりと言った結果に終わっただろう。しかしホンジュラスは北米での最終予選でも最終節で粘りを見せてプレーオフ進出を決めただけに楽観視もできないことは確かである。

■ニュージーランド対ペルー

 もう一試合の大陸間プレーオフであるニュージーランド対ペルーの1戦目は11日にニュージーランドで行われた。試合は終始ペルーペースでいつゴールが生まれてもおかしくないというほど試合を圧倒していた。しかし最後の最後までニュージーランドの硬い守備を崩すことが出来ず、こちらのプレーオフ初戦もスコアレスドローで終わった。

 この試合に勝つよりも南米5位に食い込む方が難しいという声がよくあげられるが、簡単には勝たせてもらえないのがプレーオフの醍醐味と言ってもいいだろう。ニュージーランドは大陸間プレーオフの常連国でもあるため、戦い方を熟知していると言っても過言ではない。実力のペルーか、大陸間プレーオフという特殊な試合の経験が豊富なニュージーランドか。15日、ペルーのホームで行われる2戦目から目が離せない。

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