サイボウズLiveの替わりに何使う?プロジェクト管理・連絡ツール

2017年10月26日 19:53

印刷

 サイボウズは、同社が提供している無料グループウェア「サイボウズLive」のサービスを2019年4月15日で終了すると発表した。サイボウズLiveはチャット、掲示板、ToDo管理、イベント管理、スケジュール管理などを行うことができる無料のグループウェア。アカウントを作成すれば利用できる気軽さから、外注やフリーランスなど社内外にメンバーのいるプロジェクトでの情報共有などに多く使われていた。

【こちらも】サイボウズ社員の標準PCはメモリ32GB、NVMe 512GB

 サイボウズLiveは無料であるうえにWeb、スマホアプリ、ガラケーなど多様な環境から利用できるため、200万を超えるユーザーがいた。このユーザーはこれから代替ツールを探すことになる。サイボウズからは代替ツールとして、同社が提供しているサイボウズOfficekintoneが提案されている。いずれも有料ツールのため、当面サービスの終了はないはずだ。

 できれば無料のツールを使いたいユーザー向けに、他にどういうものがあるのかを紹介する。無料であること、WebベースでPCからもMacからも使え、スマホアプリがあること、ファイル共有がスムーズにできることを条件にすると、いくつかのチャットツールがある。

 ビジネスで使われる無料のチャットツールの代表はチャットワークだ。プロジェクトごとや個人間など、いろいろな組み合わせでチャットルームを作成し、情報共有できる。

 チャットといえばSkypeも良く使われている。チャットだけでなくクリアな音質の音声通話も使用できる。技術系でよく使われているのがSlackだ。他のツールに比べて使い方が独特だが、慣れると使いやすい。

 ただし、いずれもチャットのログが保存できないという弱点がある。チャットワークやSkypeは自分で必要な部分をコピーしてテキストファイルに保存したり、Slackはユーザーが作成したログ保存ツールを利用したりする必要があるので、少々面倒だ。

 保存したいログはこまめにバックアップするか、Trelloなど他のプロジェクト管理ツールと連携するか、サイボウズOfficeやkintone、G SuiteMS Office365などの有料ツールを使ってカバーするかなどの方法がある。いずれにしろ、サイボウズLiveのユーザーはサービス終了までに移行先を考えておこう。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事