人気高級セダンの新型ポルシェ・パナメーラ、赤外線カメラで300m先の人間検知

2017年10月22日 07:33

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「ナイトビジョンアシスタント」のイメージ。(画像: ポルシェの発表資料より)

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 10月16日、ポルシェは先進運転支援システム(ADAS)のひとつ、「ナイトビジョンアシスタント」の内容を発表した。それは、新型「パナメーラ」に搭載される、夜間走行中のドライバーの視認性を高める安全装置である。ポルシェが持つ最新のライティングシステムと赤外線カメラとの組み合わせで、300メートル先の道路内にいる人間や大型動物を検知して、ドライバーに警告を与えるというものである。

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■ポルシェの顔、4灯式ライティングシステム

 ポルシェのライトはパナメーラをはじめ、911 ターボ Sもマカンも4灯式のヘッドライトである。ポルシェといったら4灯式がシンボルと言っても過言ではない。左右どちらかのヘッドライトを見てみると、4つのLEDがバランスよく並んでいるのがわかる。911の丸目でも同様だ。

 ポルシェはそのデザインにも凝ったらしいが、大事なのは実用的な面だ。開発研究現場はやはりサーキット。夜間も走り続けるル・マン耐久レースで成績を残すには、ライトは最重要。LMP1クラスに投入されていた919ハイブリッドにも、この4つのランプを組み込んだヘッドライトが備わっていたが、最長800メートル先まで照らし出すことができたのである。(ポルシェは今年WEC/ル・マンから撤退を表明)

 新型パナメーラには、夜間走行を快適にするLEDマトリックスヘッドライトやダイナミックハイビーム機能が搭載されており、市販車なので800メートル先というわけにはいかないが、暗闇の中でも200メートル先まで照射することができる。

■赤外線カメラも搭載

 さらに、ナイトビジョンアシスタントが作動すると300メートル先の道路内にいる人間や大型動物を検知して、ドライバーに警告を与える。フロントには赤外線カメラが搭載されており、これが生物の熱を感知して、コントロールユニットが熱分布を演算し車内ディスプレイにモノクロ表示で映し出す。これを人間や動物だと検知すると画像は黄色で表示され、危険だと判断すれば赤色に変化するという。走行速度にもよると思うが、これによりドライバーが前もってブレーキを踏むことができるだろう。

 このナイトビジョンアシスタントは、周りが暗くなると自動的に起動してくれて、時速250kmまで実力を発揮するらしい。ただ、情報の多い市街地であると動物検知機能は自動的にオフになり、例えば散歩中の飼い犬や危険性のない熱源(駐車したばかりのオートバイのエンジン)などに誤って作動することはないとしている。やはり高級車だけあって、かなり複雑で先進的な運転支援システムが備わっているように思う。これらのような機能が大衆車にもお目見えするのは、それほど先のことではないのだろうか。(kenzoogata)

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