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AP通信、キューバで米大使館職員を「攻撃」の騒音サンプル入手
記事提供元:スラド
キューバの米大使館職員に謎の健康被害が発生している問題で、職員が聞いたとされる騒音を録音したサンプルをAPが入手、公開している(APの記事、Ars Technicaの記事、騒音サンプル)。
録音は分析のためにハバナから米海軍に送られたもので、被害にあった職員は実際に聞いた音と同じような音だと答えているが、健康被害の原因はまだ突き止められていない。調査担当者は可聴域よりも高い音や低い音が使われた可能性も視野に調査を進めているそうだ。
APが公開したのはそのサンプルの一つで、音量を上げてバックグラウンドノイズを除去しているが、その他の加工は行われていない。APでは異なる状況で録音された複数のサンプルを確認したが、いずれも似たようなものだったという。騒音は複数の周波数で構成されており、一定の周波数間隔で20か所のピークが存在することも確認されている。
公開されたサンプルは不快な音ではあるが、長さは5秒と短く、通常の音量で携帯電話やコンピューターで再生する分には健康に被害を与えることはないとのこと。
録音は大使館職員が「攻撃」の発生を認識できるようにするための教育用として使われており、一部の職員は録音機器を渡されているという。ただし、原因がはっきりしないため、同様の音を聞いた時に健康被害を回避する方法はアドバイスできない状況のようだ。
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キューバで発生した米大使館職員の健康被害、原因は音響兵器? 2017年09月18日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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