Android版Microsoft Edge、プレビュー版がGoogle Playで提供開始

2017年10月14日 15:38

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記事提供元:スラド

Microsoftは12日、Android版Microsoft Edgeのプレビュー版「Microsoft Edge Preview」をGoogle Playで公開した(更新されたWindows Experience Blogの記事)。

Microsoft Edge PreviewはAndroid 4.4以降に対応しており、ベータテスターの登録をすることなく誰でも利用できる。メニューや設定画面などはAndroid版Chromeと共通部分が多く、Google独自の機能を削除してMicrosoft独自の機能を追加した感じだ。なお、Android版Microsoft Edgeを示すUser Agent文字列はまだ追加されておらず、Android版Chrome 58と同じUser Agent文字列になっている。また、日本語版のユーザーインターフェイスは未実装のようで、日本語環境のAndroidでもメニューなどは英語表示になる。
独自機能としては、PC版Microsoft Edgeとのお気に入り/リーディングリスト同期のほか、Androidで閲覧中のページをWindows 10 Fall Creators Updateを実行するPCで開く「PCで続行」機能が挙げられる。両機能ともPCと同じMicrosoftアカウントでログインする必要があるほか、「PCで続行」を利用するにはPC側の「設定→電話」で電話とPCをリンクさせる必要がある。リンク設定時に送信されるSMSには「Microsoft Apps」をインストールするように記載されていたが、特に必要はないようだ。

このほか日本のWindowsストアでは未提供だが、ストアで購入した電子書籍を閲覧する機能の実装も予告されている。PC版のMicrosoft EdgeではEPUB形式の電子書籍を閲覧できるが、Android版では現在のところ未サポートのようだ。

なお、「PCで続行」機能はAndroid側に「Microsoft Launcher (Preview)」をインストールすれば、Chromeなど他のアプリでも「共有」メニューから使用できるようになる。ただし、Microsoft LauncherはAndroid 4.0.3以降の対応だが、「PCで続行」を使用できるのはAndroid 4.4以降のようだ。ちなみに、Microsoft Launcherは12日からベータテスター登録が不要になっており、Arrow Launcherを使用している場合は更新時にMicrosoft Launcherがインストールされる。

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