トヨタ、HV化した新型「センチュリー」を発表 2018年発売予定

2017年10月6日 06:53

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トヨタ新型「センチュリー」(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタは5日、10月25日から11月5日の間、東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017で新型センチュリーを初披露すると発表した。コンセプトは「継承と進化」。発売は2018年年央を予定している。

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 3代目となる新型のセンチュリーには高い機能をもつ先進的な装備が採用されており、環境性能や搭乗者の快適性が向上した。デザインも内外装ともに根本の伝統性は残しつつ、新たな魅力が付与されている。

 外装デザインはひと目見てセンチュリーと理解できるヘリテージを継承しつつ、ランプなど各要素をまとめ一体感、力強さを出した、シンプルでモダンなスタイルだ。グリルの縦格子の奥やクリアランスランプには七宝文様が施されるなど、随所が精緻に造り込まれており、より華やかさも増した。

 サイドではエレガントな水平基調を保ちながらも、少し後ろに下がったアンダーボディーとやや後ろ上がりのキャビンの組み合わせがしなやかな動感を表現している。

 また、内装にも最高級の上品なデザインが施された。後席の空間には折り上げ天井様式を採用。横方向の広がりが強調され、シート表皮には上質な素材を使用した。中央アームレストにはタッチ式液晶マルチオペレーショナルパネルが設定されているので空調やシート、オーディオの音量をまとめて操作できる。

 さらにライティングテーブルや読書灯、大型ディスプレイ付きのリアシートエンターテインメントシステムなども装備。ビジネスでもプライベートでもあらゆる場面で快適に過ごせる。そして安全性をより高めるべく、衝突回避支援システムの「Toyota Safety Sense P」といった安全装備も搭載された。

 エンジンには低燃費および高出力化を実現する技術「D-4S」を採用したV8・5.0L 2UR-FSEエンジンを搭載。それにプリウスなどで用いられているハイブリッドシステム「THS II」を組み合わせ、クラストップレベルの低燃費を追求した。

 加えてサスペンションやボディ、タイヤも改良・新開発されたものを使用、またアクティブノイズコントロールシステムの採用、トランスミッションへの2段変速式リダクション機構の搭載などにより、車に乗り込んでから降りるまで、これまで以上に静かな時間を楽しめるようになった。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

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