CEATECアワード2017決定、IoT/AIが生み出す近未来を実感

2017年10月4日 20:51

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総務大臣賞の受賞の様子。(写真: マゼランシステムズジャパンの発表資料より)

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 CEATEC AWARD 2017が決定した。「総務大臣賞」、「経済産業大臣賞」、「5部門のグランプリ・準グランプリ」、「審査委員特別賞」は、何れも学術性、将来性のある技術である。IoTやAIが中心であるが、課題解決型の製品が目立つ。ブレークスルーを実感する未来は近い。

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●総務大臣賞
 マゼランシステムズジャパンの「次世代準天頂衛星対応多周波マルチGNSS高精度受信機開発」が受賞。2018年に本格稼働する日本版GPS対応の製品である。センチメートルレベルの測定を駆使した自動運転車やドローン型宅配などが身近な生活を変える。

●経済産業大臣賞
 NEC、三井住友カードの「顔認証を活用した決済サービス」が受賞。買い物の支払いに現金やカードを使用しているが、手ぶらで決済できる時代が直ぐそこにある。アップルのスマホでの顔認証やアマゾンの無人型コンビニでも脚光を浴びている技術の日本版だ。

●コミュニティ・イノベーション部門
 Origin Wireless Japanの「Time Reversale Machine技術に基づく空間認知エンジンとOrigin & Botシステム」がグランプリを受賞。Wi-Fi電波から発生するマルチパスを、センサーとする。センサーレス、ウェアラブルレスの検知を可能にする斬新な発想だ。

 準グランプリは、ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」が受賞した。

●ホーム&ライフスタイル・イノベーション部門
 シャープの「液晶テレビ AQUOS 8K LC-70X500」がグランプを受賞。8K放送の市場開拓や医療分野などへの需要拡大の契機に対応したことが評価された。

 準グランプリは、2件受賞。パナソニックの「離床アシストロボット」と、スタンレー電気の「超狭角配光2.5度LED投光器」である。

●イノベーションテクノロジ・ソフトウェア部門
 カシオの「世界初、電磁波面上加飾造型技術」がグランプリを受賞。電磁波造型技術により、素材の開発が、従来の20倍から100倍の短時間で可能になるだけでなく、金型を用いないため開発コストも、50分の1から100分の1となるイノベーションだ。

 準グランプリは、ロームの「世界初!自動車のノイズ対策を不要にするオペアンプ」が受賞した。

●コネクテッドインダストリーズ部門
 NECの「ヒアラブルによる新たなコンピューティングスタイル」がグランプリを受賞。現場で作業をしながら情報取得、情報交換が可能な耳にプラグインする新しいデバイスである。人とAIやロボティクスが協働していく近未来を見据えた新たなUIの提案である。

 準グランプリは、「三井化学の圧電ラインセンサ」が受賞した。

●オープンイノベーション部門
 富士通の「携帯型ハンズフリー音声翻訳端末」がグランプリを受賞。医療現場での外国人診療での言葉の壁を、自動翻訳で対応する。名刺タイプの高感度マイクと雑音抑圧、音の指向性を利用して、患者の声と医療関係者の声を自動判定する優れものだ。

●審査委員特別賞
 ディスコの「SiCウェーハ生産の高速化・素材ロス大幅低減を実現する新レーザスライス技術」が受賞。4インチSiCインゴットからウェーハを切り出すまでの加工時間を、1枚あたり2時間前後から1枚あたり15分と大幅に短縮した効果が評価された。(小池豊)

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