TeamViewer、iOS 11の画面をリアルタイムでPCに共有する世界初のアプリ公開

2017年9月29日 08:45

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画面共有のイメージ(画像: ライフボートの発表資料より)

画面共有のイメージ(画像: ライフボートの発表資料より)[写真拡大]

 TeamViewerより、iPhoneやiPadの画面をパソコン上にリアルタイムで表示可能な公式アプリがリリースされた。利用できるバージョンはiOS11.0のiPhoneやiPadで、iOS11.0より前のバージョンでは利用はできない。現在、TeamViewerユーザーのみ、10月30日までこの画面共有アプリを無料で使用が可能だ。iOS 11の画面をパソコン上でリアルタイムに共有できるアプリは、世界初という。

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■接続するパソコンには「TeamViewer」のインストールが必要

 iOS11.0の画面共有アプリをリリースしたのは「TeamViewer(チームビューア)」というマルチプラットフォームに対応したリモートサポート、リモートコントロールソフトを展開している会社だ。「TeamViewer」のインストール数は世界で15億台。さらに常時2,000万台が稼働している人気のリモート操作ツールだ。今回の画面共有アプリは、この「TeamViewer」の新機能となる。

・画面共有までの手順

 この新機能である画面共有アプリを使ってiPhoneやiPadの画面をパソコンに表示するには、まずパソコンに「TeamViewer」をインストールしておく必要がある。さらに画面を共有したいiPhoneなどの端末に「TeamViewer QuickSupport」をインストールしてスクリーンの共有をタップし、端末の設定から「コントロールセンター→コントロールのカスタマイズ→画面収録」を設定する。

 設定後は画面を下から上にスワイプすると録画ボタンが出てくるので、その録画ボタンを「長押し」→「ブロードキャストを開始」をタップ→表示されるIDを接続元のパソコンにIDを入力して「パートナーに接続」をクリック。あとはiPhoneなどの端末側で「許可」をタップすると画面共有が可能となる。

 このように、パソコンに「TeamViewer」をインストールしたりモバイル端末側でも設定のため手順を踏んだりと、初期設定はそこまで単純ではない。しかしiPhoneで撮った写真や、端末にある資料を誰かと簡単に共有することができるのは魅力的だ。

 「TeamViewer」自体は、個人利用であれば無料。ビジネス利用であれば一番低価格のもので79,000円(税別)。

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