データコム、容易に顧客満足度測定の「HappyOrNot」提供 天満屋ストアで導入

2017年9月25日 16:41

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天満屋ストアに導入されたスマイリーターミナル(写真:データコム発表資料より)

天満屋ストアに導入されたスマイリーターミナル(写真:データコム発表資料より)[写真拡大]

 流通小売向けソリューションを提供するデータコムは25日、フィンランドに本社をおくHappyOrNot社の顧客満足度測定分析サービス「HappyOrNot」の提供を開始したと発表した。これに先立ち、データコムは、HappyOrNot社と販売代理店契約を締結しており、「HappyOrNot」のテスト導入も行っている。本サービスは、店頭に置かれた簡易的な端末により、様々なアンケートを実施できるもので、店舗側、来店客共に簡単な操作で行えることが特長だ。

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■顧客満足度測定分析サービス「HappyOrNot」とは?

 「HappyOrNot」は、シンプルな仕組みを持った分析装置だ。HappyOrNot Smiley Terminal(スマイリーターミナル)という、店舗に設置する簡易的な端末と、データ分析サービスからなる。スマイリーターミナルは、台の上に質問が掲示された紙を設置したパネルと、ボタンが並べられた簡単な端末。来店客は、掲示された質問に対して4色のスマイリーボタン(緑:非常に幸せ、明るい緑:幸せ、ピンク:不満、赤:非常に不満)を押すだけ。その調査結果は、日時と共に記録され、内蔵のSIMからモバイルネットワークを介してHappyOrNotセントラルサーバーにアップロードされ、レポートを生成する。

 導入側の管理も簡単だ。スマイリーターミナル自身は、電池式の台と、質問を掲示した紙のみ。質問設定とレポートはWebサイト上で管理できる。これらのサービスで、料金は月額1台1万3,860円(1年利用)からとなっている。

■天満屋ストアでのテスト導入結果は?

 テスト導入を行った岡山県に本拠を置く天満屋ストアでは、同装置を天満屋ハピータウン、天満屋ハピーズの2カ所に設置。かねてより顧客満足度向上に努めていたが、その反応を定量的に計ることができずに苦慮していた。そこで同サービスを導入したというわけだ。

 「現時点での測定結果は現場感覚と一致するところが多い」と天満屋ストアの川井営業本部次長はコメントしている。同サービスの分析結果に信頼を寄せており、押下率の向上と、不満の多い日のサービス向上に意欲を示していた。

 HappyOrNotは、グローバルではこれまでに117カ国4,000社以上に導入されており、5億件を超えるフィードバックを収集・報告した実績を持っている。(記事:煎茶濃いめ・記事一覧を見る

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