パナホームら、兵庫・芦屋で再生可能エネルギー100%の街づくり開始 国内初

2017年9月22日 16:30

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パナホーム スマートシティ潮芦屋「そらしま」開発地(画像: パナホームの発表資料より)

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 パナホームとエナリス、興銀リース、兵庫県企業庁は21日、兵庫県芦屋市で開発中のスマートシティ潮芦屋「そらしま」にて、117住戸を対象としたマイクログリッドシステムによる日本初の街づくりに着手すると発表した。該当地域においては再生可能エネルギーの利用率100%を目指す。

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 マイクログリッドシステムは地域分散エネルギー制御システムと呼ばれ、小規模発電網を意味する。太陽光発電といった小規模な発電施設を地域内に用意して連結し、地産地消で電力需要を満たすシステムだ。

 住宅地に太陽光発電、蓄電池などを設置して自営線という送電線を敷き、住居間で電力を融通することで、街区全体電力の80%以上を賄う。発電過多の住宅があれば需要過多の住宅に電力を回す、電力消費量が少なく蓄電池の残量が多い住居があれば消費量がより大きく蓄電池の残量が少ない住居に電力を回す、といった方法で全体のバランスを取る。

 さらに、域内の太陽光発電に加え域外で発電された再生可能エネルギーも用いて、その利用率100%の街をつくり出す。なお非常時、系統電力が遮断された場合でも、特定の回路を利用して持続的な給電ができる。住宅地での一括受電や柔軟な電気料金設定が可能となるため、電気料金も20%削減される見込みという。

 再生可能エネルギーを活用しCO2削減などの環境貢献も目指すこのような分散型エネルギーシステム事業は、従来の一方向から一方的に供給する集中型エネルギーシステムより災害に強い。東日本大震災が起こって以来、特に注目を集めている。

 パナホームらは経済産業省の「平成29年度地域の特性を活かしたエネルギーの地産地消促進事業費補助金」の採択を受け、パナソニックや兵庫県芦屋市と連携のうえ、事業を始める。今後は建物間での電力融通や日本国外の電力系統が脆弱な地帯における無停電ニーズへの対応など、海外展開のショーケースとしての役割も担う予定だ。(小椋恒示)

関連キーワード東日本大震災パナソニック兵庫県経済産業省太陽光発電蓄電池パナホーム

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