ソニーとオリンパス、4K 3Dビデオ技術搭載の手術用顕微鏡を開発

2017年9月20日 06:42

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手術用顕微鏡「ORBEYE」(写真: オリンパスの発表資料より)

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  • ORBEYEを用いた手術風景

 ソニー・オリンパスメディカルソリューションズは19日、4K 3Dビデオ技術を搭載した手術用顕微鏡システム「ORBEYE」を開発したことを発表した。オリンパス製の手術用顕微鏡として、10月上旬から日本と米国にて順次発売を予定している。

 「ORBEYE」はソニーとオリンパスを含めた3社協業体制のもと、ソニーが持つ4K 3D映像技術および小型化技術と、オリンパスが持つ医療領域の知見とノウハウを融合させて開発。3社協業製品としては、15年に発売された4K技術搭載の手術用顕微鏡に次ぐものになるという。

 手術用顕微鏡とは、医師が血管や神経を処置する際に患部を拡大して立体的に見るための製品。肉眼では確認困難な患部まで拡大できるので、悪性腫瘍などの難易度の高い手術に対しても精度の高い診断や治療が可能となる。

 手術用顕微鏡「ORBEYE」には以下の特長がある。

■4K 3Dの高精細デジタル画像により、緻密な手術をサポート

 ソニーが開発した4KのCMOSイメージセンサーを2個搭載し、高感度でノイズの少ない映像を実現。画像の観察や確認においても、膨大な画像処理技術によりスムーズな処理が実現されるという。

■大型55型モニターにより術者の疲労軽減やチームの情報共有に寄与

 接眼レンズ部分を除去することで、モニターによる観察方式を採用。レンズを長時間眺める必要がなく、楽な姿勢にて手術に取り組める。55型大型モニターによる立体映像実現により、他手術スタッフ全員とのスムーズな情報共有も可能となっている。

■顕微鏡部の小型化により、広い手術空間が確保

 デジタル化による小型化により、術者は広い手術空間の確保が実現。小型化によりアーム部分の調整が不要になり、他使用部品も装着性が向上したことで、セットする時間の短縮も可能となった。

 ソニー・オリンパスメディカルソリューションズは、最先端のデジタルイメージング技術を持つソニーと医療分野にて大きな実績を持つオリンパスが13年に設立した合併会社。内視鏡下手術にイノベーションを起こすべく、ソニーとオリンパス両社の商品・サービス・技術を駆使した製品を提供している。

 製造技術において、かつてほどの存在感がなくなった日本だが、ソニーはCMOSセンサー、オリンパスは内視鏡とそれぞれ世界トップの技術を維持していることから、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズの内視鏡や手術用顕微鏡においてその製品力に期待する声は大きい。

 その他、医療事業に関しては東芝(キヤノンに売却)と日立もヘルスケア社を立ち上がるなど、高齢化が進むなかメーカー各社が医療を事業の柱に置いている。ゲノム解析や小型ウエアラブルなど、そのフィールドも多岐にわたることから、電機各社の新たな取り組みには今後も注目である。

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