価格.com、AI搭載し自動学習に対応した検索機能を導入

2017年9月15日 21:31

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自動学習による改善事例(写真: カカクコムの発表資料より)

自動学習による改善事例(写真: カカクコムの発表資料より)[写真拡大]

 カカクコムは14日、「価格.com(カカクドットコム)」にAIを採用した検索エンジンを導入したと発表した。利用者が検索窓から商品を探すと、AI型の検索機能が自動学習し最適な商品を表示する。NTTレゾナントが提供するAI型のECサイト検索ソリューション「goo Search Solution(グー サーチ ソリューション)」を採用している。

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■AIで商品検索がスムーズに
 AIとは人工知能のことであり、国内各社で開発が進んでいる。「価格.com」は商品検索機能にAIを搭載することで、利用者が買い物する際の利便性向上を目指す。AI型検索機能は利用者の行動について学習を行い、例えば、検索ワードに文字間違いがあったとしても正しい検索結果を自動的に表示する。また、利用者が検索を行った商品が「価格.com」内にない場合でも関連がありそうな商品を探し出す。

 カカクコムは、AI型検索機能以外でも今後最先端の技術を採用していく予定だと発表している。

■NTTが開発した「goo Search Solution」
 今回、「価格.com」で採用されたAI型検索機能はNTTレゾナントが開発した検索ソリューションだ。「goo Search Solution」は、速いスピードと解決力で商品の検索結果「0件」防止する。
 
 利用者の検索キーワードから自動的に辞書を作成し、キーワードを拡張させる。また、利用者の行動をログとして記録し自動学習を行い、商品の表示順位を並べ替える機能も搭載している。

■5,000万人が利用する「価格.com」
 「価格.com」は2017年6月時点で月間5,000万人以上が利用し、月間PVは6億9,000万を超える。家電、パソコンなどの物販からインターネットプロバイダーなどのサービスまで多彩な商品が揃っている。サイト名通り、価格で商品やサービスを比べることができ、利用者は良い物を出来る限り安価で購入可能となっている。

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