日米の注目経済指標:米住宅関連指標はまずまずの内容か

2017年8月19日 15:18

印刷

記事提供元:フィスコ


*15:18JST 日米の注目経済指標:米住宅関連指標はまずまずの内容か
8月21日-25日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■23日(水)午後11時発表予定
○(米)7月新築住宅販売件数-予想は61万戸
参考となる6月実績は年率換算で前月比+0.8%、61.0万戸。米国西部の販売戸数の増加が要因。7月については米国西部における販売件数が反動減となる可能性があることや、在庫不足の状態が続いていることから、6月実績を若干下回る可能性がある。

■24日(木)午後11時発表予定
○(米)7月中古住宅販売件数-予想は556万戸
参考となる6月実績は年率換算で552万戸、前月比-1.8%。市場予想をやや下回った。ただし、販売価格の中央値は26万3800ドルで過去最高を更新しており、中古住宅の需要は堅調さを保っている。7月については在庫不足の状態が続いているものの、6月実績をやや上回る可能性がある。

■25日(金)午前8時30分発表予定
○(日)7月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+0.5%
参考となる6月実績(生鮮食品を除くコア指数)は前年比+0.4%。物価上昇率は5月実績と同水準だった。エネルギー価格の上昇が寄与した。7月については先行指標となる7月の東京都区部コアCPIが前年比+0.2%となっていたことから、物価上昇率は6月実績を若干上回る可能性がある。

■25日(金)午後9時30分発表予定
○(米)7月耐久財受注-予想は前月比-5.8%
参考となる6月実績は前月比+6.5%で市場予想を大幅に上回った。民間航空機・同部品の新規受注額が急増したことが要因。輸送関連を除く受注額は+0.2%、国防関連を除く数字は+6.7%だった。7月については民間航空機の受注額は反動減となる見込みであること、コンピューター電子製品や電気機器は横ばいと予想されており、全体の受注額は減少する見込み。

その他の主な経済指標の発表予定は、21日(月):(米)8月シカゴ連銀全米活動指数、22日(火):(米)8月リッチモンド連銀製造業指数、24日(木):(米)8月マークイット製造業・サービス業・総合PMI。《FA》

関連記事