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若者の消費トレンドとは? アナログ回帰傾向も
ネオマーケティングが実施した若者を対象とした調査では、若者の多くが、「もっと自分の好きなことや価値観に合った体験をしたい」と感じており、結果よりプロセスを楽しみ、「アナログ手帳」や「手書きの手紙」などアナログ志向に回帰していることが明らかになった。[写真拡大]
ネオマーケティングが実施した全国の若者層を対象とした消費に関する調査によると、8割が「もっと自分の好きなことや価値観に合った体験をしたい」として、結果よりプロセスを楽しみ、「アナログ手帳」や「手書きの手紙」などアナログに回帰している傾向があることがわかった。
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この調査は全国の18歳から29歳の男女1000人を対象として行われた。この世代は、生まれたときからインターネットやパソコンに親しんでいる「デジタルネイティブ世代」とも呼ばれている。一見すると、こうした「デジタルネイティブ」世代は、リアルよりもバーチャルな体験を重視しそうな印象を受ける。しかしながら、同社の調査によると、若い世代が、結果よりもプロセスを、そしてアナログ手帳や手書きの手紙など、アナログ志向があることがわかってきた。
なぜ、今アナログが若者の心をつかんでいるのだろうか。若者層の多くが、アナログ手帳や手書きの手紙に、味わいや温かみを感じていることも、調査からわかってきている。幼いころからインターネットに親しんできた反動なのか、若い層がよりリアルでアナログな体験を好む傾向が強まっているのかもしれない。例えば連絡をするだけならメールやLINEなどでも十分であるはずであるが、若者たちの中には手書きの手紙を好む人も少なくないようだ。これは、日ごろから、コミュニケーションにふれあいが少ないことを実感しているせいかもしれない。
また、若い世代はインターネットのSNSを通じて、常に友人らとつながっている。そのためか他人の評価を気にするばかりではなく、自分の好きなことを追求したいという欲求も強まっているのかもしれない。このような背景が、結果よりもプロセスを求めたいという志向につながっているのではないだろうか。こうしたデジタルネイティブ世代の志向は、今後の消費を考える上でもおおいに参考になるかもしれない。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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