民進党代表選説明会 前原、枝野陣営が出席

2017年8月12日 10:45

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記事提供元:エコノミックニュース

 民進党代表選挙管理委員会による立候補予定者への事前説明会が10日あり、出馬表明している前原誠司衆院議員、枝野幸男衆院議員の関係者が出席した。選挙は21日告示、9月1日(臨時党大会)投票で実施される。

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 神本美恵子選管委員長は「公平、公正な選挙を進めるため、堂々たる議論を行う選挙にしたい。そのため、全国で討論集会や演説会、記者会見等を党営選挙として予定している。各陣営に協力をいただき、国民の皆さんの共感と期待を得られる選挙にしたい」とあいさつした。

 前原元外相も枝野元官房長官も社会保障や雇用政策の充実が経済成長につながるとの考えでは共通する。一方で、原発政策では前原氏が2030年代原発ゼロを目指すとしている、これまでの党の方針を堅持する考えを示しているのに対し、枝野氏は早期の実現へ、年内に原発ゼロ法案を国会に提出することを目指す考えを示している。

 また安倍政権打倒へ、次期衆院選への共産党との共闘についても、前原氏は政策理念が一致しない政党と協力すること、連立するのは野合との考えだ。一方、枝野氏は一致できる範囲でできることをやる、と現執行部の方針を継承する考えを示している。

 岡田克也元代表は9日のブログで「今回が党再生のラストチャンス」としたうえで「重要なことは、選ばれた代表のもとで皆が結束すること」と書き込んだ。(編集担当:森高龍二)

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