中日・岩瀬とソフトバンク・サファテ プロ野球の偉大なる守護神たち

2017年8月10日 11:59

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 8月に入り、プロ野球も先発、そして救援投手の疲労度が増してくる真夏を迎えた。連戦がつづき疲労が蓄積する各チームのピッチングスタッフを後押しするのは、連日のようにマウンドに登り続けるリリーフエースと呼ばれる「守護神」たちだ。

■復活を遂げた岩瀬仁紀

 8月6日の巨人戦でNPB通算歴代最多となる950試合登板の金字塔を打ち立てた中日の岩瀬。その2日後の広島3連戦の初戦、延長11回表のマウンドにも登っている。1番からの打順で菊池に安打を許すも、丸を併殺に打ち取り3人で退ける好リリーフを見せた。これが今シーズンの47回目のマウンドとなった。

 ルーキーイヤーの1999年より65試合を投げ、2013年まで毎年50登板以上を記録している。怪我により1軍マウンドを踏むことのなかった2015年、そして復帰した昨年もわずかに15試合と、かつての存在感は薄れたかに思われたが、今季はほぼ2試合に1度のペースで投げ続けており、42歳にして完全復活を遂げたといっていいだろう。

 また、振り返るまでもなく、岩瀬の投げる場面は極めて重要な場面が多い。レギュラーシーズンの同点やリードしている場面はもちろんだが、日本代表としてオリンピックの本・予選(アテネ・北京)にも出場し、2007年の日本シリーズでは最終戦、完全試合の先発投手の後を受け、リリーフでパーフェクトゲームを達成するといった史上唯一となるケースでもマウンドに送られている。

 顔色一つ変えず打者と対峙するその細身の左腕はこの先も、衰えを見せることは無さそうだ。

■パリーグの絶対的クローザー・サファテ

 9日のマリンスタジアム、ロッテ対ソフトバンクの最終回、最速156kmのストレートと140km台の変化球で2つの三振を奪い9回裏を危なげなく投げ切り1点差ゲームを締めたのは、ソフトバンクのサファテ。

 来日7年目、ソフトバンクに在籍して4年目の今シーズンも精力的に、絶対的な守護神として試合終盤、相手打線の前に立ちはだかっている。

 外国人投手として初めてとなる200セーブ、昨年にはパリーグ記録となるシーズン最多の43セーブも挙げている、押しも押されもせぬ、日本球界屈指のクローザーだ。その影響力は1選手に留まらず、今月に入って、試合で早々に降板を繰り返す先発陣への批判ともとれる発言がメディアに取り上げられると、その後は他の投手が発奮するなど、投手陣の、さらにはチーム全体の精神的支柱としての役割も担っている。

 ソフトバンクファンから「先生」と呼ばれる歴代最高の助っ人は馬車馬のごとく、パワフルな動きでチームの勝利とともに首位奪還へ向け一目散に汗を飛ばし腕を振り続けている。

 ここまでドラゴンズはセリーグ5位、ソフトバンクは首位と1・5ゲーム差の2位と、両投手とも、リーグ、そして置かれているポジションこそ違う。その中でも胸に秘めているものは変わらないことは言うまでもなく、緊迫した場面で年間50回以上の登板を行う精神力は並大抵なものではない。無論、これまで積み上げてきた幾多の栄光も。

 偉大なるリリーバーたちは勝利のため、そしてファンのために今日もブルペンへ、マウンドへと向かう。(佐藤文孝)

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