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米下院議員、火星にかつて文明が存在した可能性をNASA科学者に問う
danceman 曰く、 米下院科学・宇宙・技術委員会の宇宙小委員会が18日に開催した公聴会「Space Subcommittee Hearing- Planetary Flagship Missions: Mars Rover 2020 and Europa Clipper」で、かつて火星に文明が存在していたかどうかという質問が共和党のダナ・ローラバッカー下院議員から飛び出した(CNETの記事、Mashableの記事、Ars Technicaの記事[1]、[2]、動画)。
ローラバッカー氏は、「あなた方は、数千年前の火星は全く違っていたと言っていたが、数千年前の火星に文明が存在していた可能性はあるのか」と質問した。これに対し、2020年火星探査車プロジェクトのケネス・ファーリー氏は「火星が全く違っていたのは数千年ではなく数十億年前のこと」とローラバッカー氏の間違いを訂正したうえで、「私の知る限り、そのような証拠はない」と答えた。ローラバッカー氏はさらに「その可能性を完全否定しますか」と念を押したが、ファーリー氏は「可能性は極めて低い」と返答している。
ローラバッカー氏は数千年前でなく数十億年前との指摘を受け流し、回答を促している。念を押す際に「(火星に文明が存在したと主張する)人もいるのだが」と言いかけたことから、小耳にはさんだ陰謀論のようなものについて質問したとみられている。ローラバッカー氏はこれを追加の質問として許可を求めており、どうしても確認したかったようだ。
Mashableの記事ではローラバッカー氏の質問は時間の無駄だと批判するが、NASAの気候モデル研究者 Gavin Schmidt氏は、それほど的外れな質問とは思えないとツイートしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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