【株式市場】材料株など強く日経平均は続伸し新規上場のユニネクは大引けも買い気配

2017年7月19日 15:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万20円86銭(20円95銭高)、TOPIXは1621.87ポイント(1.39ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億4142万株

 19日後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(19~20日)の結果待ちといった雰囲気があり、手がかり難の中で引き続き好業績株の選別買いや材料株の個別物色が続いた。花王<4452>(東1)はESG(環境・社会・ガバナンス)投資用に新開発された株価指数「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」の2つに採用されたことなどが言われて後場も一段ジリ高。日経平均は14時にかけて軟調な場面もあったが、大引けにかけて前場の高値を上回り32円55銭高(2万32円46銭)まで上伸。大引けも20円95銭高となり反発。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、任天堂<7974>(東1)が一段と強含み、昭和シェル石油<5002>(東1)は出光興産<5019>(東1)との統合に向けた機体が再燃とされて年初来の高値。アンジェス<4563>(東マ)は6月初旬の急伸からの休養が十分の態勢とされて出直り、シンワアートオークション<2437>(JQS)は富裕層向けの海外不動産紹介事業などが期待されてストップ高。

 19日新規上場の3566)きょう新規上場したユニホームネクスト(ユニネク)<3566>(東マ・売買単位100株)は買い気配をセリ上げたまま売買が成立せず、大引けは公開価格2800円の2.3倍にあたる6440円となった。

 東証1部の出来高概算は16億4142万株(前引けは8億609万株)、売買代金は2兆208億円(同9967億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1136(同1233)銘柄、値下がり銘柄数は760(同641)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、水産・農林、情報・通信、サービス、鉄鋼、食料品、化学、建設、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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