ウインブルドン1回戦、錦織圭はチェッキナートに圧勝

2017年7月4日 07:33

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 3日、イギリス・ロンドンでテニスのウインブルドン大会男子シングルス1回戦が行われ、錦織圭がマルコ・チェッキナートに圧勝した。今大会第9シードの錦織は世界ランキング102位のチェッキナート(イタリア)に6-2、6-2、6-0、試合時間わずか1時間11分で下した。終始素早い攻めを見せ、相手が芝に慣れる前に勝負を決めるように心がけていたようだ。

 錦織は第1セット第1ゲームから果敢に攻め立てブレークすると連続ブレークに成功し4-0とした後、6-2で第1セットを先取する。第2セットも2度のブレークに成功し6-2で連取。そして第3セットは6-0で圧倒しセットカウント3-0で圧勝した。サーブからネットプレーもドロップショットも得意のバックハンドリターンも随所に決める好調ぶりだった。

 ウィンブルドン前に出場したゲリーウェバー・オープンでは、でん部痛で途中棄権していたものの、ここまでは回復の順調さが確かめられたと言える。球足の速い芝コートが苦手の錦織は、ウィンブルドンでは過去8度の出場で、2014年と2016年にベスト16へ進出したのが最高成績である。身体に負担のかかる芝コートでもあるが、日本人では松岡修造以来のウインブルドン大会ベスト8に向けて好発進した。

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