NY為替:年内の英利上げ観測台頭でポンド急上昇

2017年6月29日 06:52

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記事提供元:フィスコ


*06:52JST NY為替:年内の英利上げ観測台頭でポンド急上昇
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円93銭から112円36銭まで上昇し、112円29銭で引けた。5月の米中古住宅販売成約は予想外の減少を記録し、一時ドル売りが優勢となった。その後、英欧金利の上昇などを背景にした米債利回り上昇に伴うドル買いが再燃。また、クロス円絡みのドル買いが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1292ドルへ急落後、1.1391ドルまで上昇し、1.1378ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の関係者が昨日のドラギECB総裁の発言を「市場は間違って解釈」と指摘し、ECBの金融政策の正常化を意図したものではないことを明らかにしたため、一時ユーロ買いが後退。しかし、ECBが速やかに異例な緩和策を縮小するとの思惑は払拭せずユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、126円49銭へ下落後、127円86銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2818ドルから1.2972ドルへ上昇した。英国中央銀行のカーニー総裁が緩和策のいくらかの解除が必要となる可能性に言及したため、年内の利上げ観測が浮上し、ポンド買いが加速した。ドル・スイスは、0.9647フランへ上昇後、0.9579フランへ下落した。《MK》

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