伊ジェノバ、地元産ソース「ペスト」は100ml超えても旅客機持ち込み可能に

2017年6月26日 08:08

印刷

記事提供元:スラド

国際線旅客機では100mlを超える液体やジェルなどの機内持ち込みが禁じられているが、イタリア・ジェノバでは地元の有名なイタリアンソース「ペスト」に限り、100mlを超えても持ち込み可能になったそうだ(空港のニュース記事The Registerの記事Consumeristの記事Flying Angelsのニュース記事)。

ペストはオリーブオイルとバジル、松の実、ニンニク、チーズ(パルミジャーノとペコリーノ)をすりつぶしたジェノバ特産のソース。クリストフォロコロンボ国際空港(ジェノバ-セストリ空港)では、観光客が滞在中に購入したペストを機内持込手荷物に入れ、保安検査で没収されることが多いという。

このことから着想された「Il pesto è buono(ペストはおいしい)」キャンペーンでは、慈善団体「Flying Angels」に50ユーロセント以上寄付することで500gまでのペストを機内に持ち込むことが可能になる。ペストを持ち込むには寄付時に渡されるステッカーをボトルに貼り、専用のX線検査装置を通せばいい。

6月1日から開始されたキャンペーンでは、20日で500ユーロ以上の寄付が集まり、500本以上のペストが機内持ち込み手荷物として運ばれたとのことだ。 

スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | EU | idle | 交通

 関連ストーリー:
米ソニー・ピクチャーズ、映画から暴力・性的シーンなどをカットした「Clean Version」を提供 2017年06月17日
FAA発表、今年民間機で発生した手荷物/貨物のバッテリー関連事故は少なくとも17件 2017年06月11日
大型電子機器の旅客機客室内持ち込み禁止、欧州から米国への便には当面拡大せず 2017年06月03日
欧州航空安全局、ポータブル電子機器の機内持ち込みが禁じられている場合の安全対策を勧告 2017年04月09日
国際線で液体の持ち込みが禁止に 2007年02月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事