天皇杯でJ1札幌に勝った7部チームいわきFCのポテンシャル

2017年6月23日 08:11

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 21日に行われたサッカーの天皇杯2回戦で、延長戦の末5-2とJ1のコンサドーレ札幌を撃破したいわきFCに注目が集まっている。いわきFCは昨年、福島県1部リーグに昇格したばかりで、7部リーグに当たるチームがトップリーグのチームに勝ったからだ。試合は、いわきFCが先制したものの札幌が追いつき、2-2からの延長戦で3点入れて突き放し5-2での勝利だった。

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 いわきFCは天皇杯福島県予選決勝でJ3の福島FCを2-0で下しての初出場。4月22日の天皇杯1回戦でもJFL昇格を目指している格上のノルブリッツ北海道FCに8-2で大勝していた。次の3回戦は7月12日に行われる清水エスパルス戦となるが、どんな試合となるのか期待されている。

 いわきFCはプロチームではないが、その環境は既にプロレベルにあると言える。2015年12月に運営権を譲渡された株式会社ドームがスポンサーとなり、チームの強化に乗り出したためだ。選手はまだ普段は自社で働いているアマチュアであるが、サッカーコート、クラブハウスなどは既にJ1並みに整備されている。サッカー用具やサプリメントも全てサポートしており、フィジカルやメンタル面では既にJ1に追いついているのかもしれない。

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