【注目銘柄】東和フードサービスは調整一巡して上値試す、18年4月期大幅増益予想で5月既存店売上高も好調

2017年6月22日 16:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 東和フードサービス<3329>(JQ)に注目したい。東京圏中心に複数業態を展開する外食チェーンである。18年4月期大幅増益予想で、5月の既存店売上高も好調である。株価は調整一巡して3月の上場来高値に接近している。自己株式取得も評価して上値を試す展開が期待される。

■18年4月期大幅増益予想で5月の既存店売上高も好調

 18年4月期の連結業績予想は売上高が17年4月期比3.8%増の112億円、営業利益が同32.0%増の7億10百万円、経常利益が同30.8%増の7億30百万円、純利益が同3.1倍の4億25百万円としている。

 高級喫茶「椿屋カフェ」、パスタ&ケーキ「ダッキーダック」、パスタ&ピッツァ「イタリアンダイニングDoNa」を中心とする新規出店・業態変更、既存店の好調などで大幅増益予想である。純利益は17年4月期計上した減損損失が一巡することも寄与する。

 月次売上高速報によると17年5月は全社103.6%、全店102.3%、既存店103.2%と好調だった。17年4月期後半から回復傾向を強めており、5月の既存店売上高は16年12月から6カ月連続の前年比プラスだった。また客数は16年6月から12カ月連続の前年比プラスだった。

■株価は3月の上場来高値に接近、調整一巡して上値試す

 5月29日に自己株式取得を発表している。取得株式総数の上限4万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間17年5月30日~17年7月28日である。

 株価は4月末の配当・株主優待権利落ちが影響した直近安値圏2100円台から切り返し、3月の上場来高値2345円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線が上向きに転じた。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自己株式取得も評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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