マルチプロセスを有効化したFirefox 54.0リリース

2017年6月16日 20:39

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記事提供元:スラド

KAMUI 曰く、 アメリカ時間の6月13日、Mozilla Firefoxの最新安定版であるFirefox 54.0がリリースされた(Mozilla.orgによるリリースノートOSDN Magazine)。

 今回の最大の注目点は長らく開発が進められ、Firefox 48から一部のユーザーに対してのみ有効にされてきたe10s(マルチプロセス化)が全ユーザーに対して有効になったこと。これによってウェブサイトを閲覧した際に複数サイトでの処理が影響しあってブラウザ本体を不安定にする問題が改善されたという。これに伴ってパフォーマンスも改善し、速度も向上したとのこと。なお、マルチプロセス化で先行するGoogle Chromeではやたらとメモリを喰う問題があるが、Firefoxではコンテンツプロセスの数を4つに制限することでメモリ使用量との折り合いを付けている。

 また、同時に重要度「最高」を含む32件の脆弱性への対処が行なわれている。

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