【高校野球】来春センバツからタイブレーク導入か 11月理事会で結論

2017年6月14日 07:08

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 大阪市内で13日、日本高等学校野球連盟(高野連)の技術・振興委員会が開かれ、高校野球全国大会(甲子園)でのタイブレーク制導入への検討が行われた。

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■2試合連続の引き分け再試合で議論が活発に


 高野連では以前から選手の健康面への配慮などを理由に、試合の早期決着を図るルールとしてタイブレーク制などの導入を検討していた。ただ、「人為的な形で決着をつけるのは良くないのでは」という異論も多かったため、導入されることはなかった。

 しかし、今春の選抜大会で2試合続けて延長15回での引き分け再試合があったことで、大会後からタイブレーク導入への意見・質問が増えていた。実際、5月に47都道府県連盟へアンケートを実施したところ、導入賛成は約8割の38連盟だったため、技術・振興委員での議論に至った。

 委員会では、全員が「導入やむなし」という結論だったことから、19日の審判規則委員会への申し送りが決定。11月に行われる高野連の理事会で承認されると、来春の選抜高校野球大会から導入される。

●タイブレークとは?


 タイブレークとは所定のルールで勝敗が決しない場合、試合の早期決着を促すために導入される仕組みのことをいう。

 野球の場合は延長何回から導入するか、どの状況から開始するかなどは各大会ごとのルールにより決定されるが、1死満塁や無死1、2塁など攻撃側チームにとって有利な状況から開始される。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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