エレマテック Research Memo(12):配当性向30%以上が基本方針。18/3期は利益の回復を反映し大幅増配へ

2017年6月9日 15:11

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記事提供元:フィスコ


*15:11JST エレマテック Research Memo(12):配当性向30%以上が基本方針。18/3期は利益の回復を反映し大幅増配へ
■株主還元

エレマテック<2715>は、株主還元について配当によることを基本としている。配当金の額については、業績見通し(短期・中期)、成長投資、キャッシュ・フローなどを勘案しながら、配当性向30%以上を維持することを基本方針としている。

2017年3月期は期中に通期の業績見通しを下方修正したことに伴い、通期の配当予想も期初時点の年間65円(中間配30円、期末配35円)から年間20円(中間・期末各10円配)へと引き下げられた。2017年3月期の配当実績はこの修正予想どおり20円とすることが発表されている。配当性向は30.5%となっている。

2018年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益の大幅増益を反映して、年間58円(中間配25円・期末配33円)の配当予想が公表されている。予想1株当たり純利益190.49円に基づく配当性向は30.4%となっている。弊社では、予想配当性向が同社の基本方針の30%に対して極めて近い値であることから、今後の業績の変動に応じて配当も変化する可能性があるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《TN》

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