ドル円買い戻しなるか~本日の米英政治イベントに要注目、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年6月8日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST ドル円買い戻しなるか~本日の米英政治イベントに要注目、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

本日6/8は英総選挙やECBの政策金利発表など各国でイベントが目白押しですね。6/8付けの「主要通貨デイリー」では、特に米英の政治イベントに注目されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、『本日はコミー前FBI長官の議会証言や英総選挙などを控えており、目先のドル円を占う上で重要な日となりそうだ。これらイベントの結果次第では一段のドル下振れが懸念される一方、無難に通過した際は買い戻しが期待される』と伝えています。

次に、コミー前FBI長官の議会発言について。『共和党支持層の支持率の変化に着目したい。同支持率は「ロシアゲート」疑惑が強まって以降も高水準を維持しているが、本日の議会証言を受けて大きく低下するようであればトランプ大統領弾劾の可能性が意識され、短期的なドル安要因となろう。もっとも、7日に公表された証言テキストは新味に欠ける内容でサプライズはなし。議会証言で新展開がなければ安心感からドルの買い戻しが優勢になるとみている』と分析しています。

さらに、英総選挙に関しては、『今回の選挙はEU離脱の是非を問うものではなく、EUとの離脱協議においてどの政党が英国を先導していくかを決めるもの。金融市場全体に対する大きなリスク要因にはならない見込みだ』と見る一方で、『結果次第では離脱協議の不透明感の強まりから英ポンドが下落する展開も想定される。その際の対ポンドでの円高がドル円に波及することによるドル安円高には気をつけたい』と考察しています。

最後に、これらのイベントの結果がわかるのは日本時間9日の早朝ですので、『9日は日本株市場の寄付き前からドル円が振れる可能性があり本日のイベントには注意を要したい』とまとめています。

詳しくは6/8付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》

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