職場のストレス第1位は?年齢別でも違うストレス原因

2017年5月25日 08:21

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 Imagination Creativeがビジネスコミック『マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命』の刊行に合わせて、全国の25歳~60歳の男女600名を対象に「マインドフルネスに関する意識調査」を発表した。あまり聞きなれないマインドフルネスという言葉だが、一言で説明すると自分の身体や気持ち(気分)の状態に気づく力を育む「こころのエクササイズ」となる。欧米ではストレス対処法として認知され、医療・教育・ビジネスの現場でいち早く実践されている。

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 今回の調査結果ではまず職場のストレス原因を挙げてくださいという質問を投げかけた。年代別にみると様々な回答となった。それぞれの年代別で多かったのは、25歳〜29歳は「仕事の内容」、30歳〜34歳「上司との関係」、35歳〜39歳「仕事の内容」、40歳〜44歳「仕事の内容」、45歳〜49歳「給与」、50歳〜54歳、「上司との関係」、55歳〜59歳「仕事の内容」となった。すべての回答を鑑みると、職場のストレス原因の第1位は「仕事内容」だった。気持ちよく働くことは仕事内容と大いに関係することが分かった。

 そして、マインドフルネスを全く聞いたことがない人のストレス原因のトップ3は、第1位「仕事の内容」、第2位「上司との関係」、第3位「給与」となった。 一方、マインドフルネスを継続的に実践している人のストレス原因のトップ3は、第1位「上司との関係」、第2位「仕事の内容」・「給与」(同率)。「マインドフルネス」の経験の有無にかかわらず、ストレス原因はほぼ似ており、多くの人が人間関係でのストレスで悩んでいることが分かる。

 マインドフルネスに関しては、現状の認知度は25%というデータもあるなど、まだあまり広まっているとはいえない。活用・実践することでストレスから抜け出し、自己変容へと導いてくれるとも言われているマインドフルネス。文頭で紹介したビジネスコミック『マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命』では、漫画で分かりやすく解説している。興味があるという人は、一度目を通してみてはいかがだろうか。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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