トランプ大統領、FBI局長を解任

2017年5月12日 18:15

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 ドナルド・トランプ米大統領は9日、連邦捜査局(FBI)局長のジェームズ・コミー氏を解任した(ホワイトハウスの発表The VergeThe New York TimesFox News)。

 ホワイトハウスの発表によれば、コミー氏の解任は司法長官と司法副長官の勧告に従ったものだという。司法副長官のロッド・ローゼンスタイン氏は、ヒラリー・クリントン元国務長官のメール問題の捜査について、コミー氏が重大なミスを犯したと批判していたとのこと。

 FBIでは米大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係を捜査しており、コミー氏がローゼンスタイン氏に人員及び経費の増強を要請していたとも報じられている。そのため、解任は捜査を中断させる意図があったのではないかとの見方も出ているが、トランプ大統領はこれを否定。メール問題に関連してコミー氏の解任を要求していた民主党による解任の批判を揶揄している。

 コミー氏はスマートフォンのプライバシー保護機能強化を批判し、IT企業にバックドア設置を求める一方で自分の使用するPCのWebカメラをテープでふさぎ、プライバシーを守るために誰もがWebカメラをふさぐべきだと主張。先日はキム・ドットコム氏に訴えられるなど、スラドのストーリーにもたびたび登場している。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | 通信 | 法廷 | 政治 | IT | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
FBI局長の事情聴取を求めるキム・ドットコム氏、ニュージーランドで訴状を提出 2017年04月29日
クリントン私用メール問題、政府とクリントン関係者の間で情報共有か? 2016年11月08日
FBI局長曰く、誰もがWebカメラをテープでふさいでプライバシーを守るべきだ 2016年09月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事