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ソイレント、粉末タイプ食品の一部に乳成分混入で自主回収を発表
Soylentは24日、水に溶かして飲む粉末タイプの食品「Soylent Powder 1.8」の一部ロットに乳成分が混入していたとして、自主回収の実施を発表した。該当ロットの購入者には返金または交換で対応する(自主回収アナウンス、The Vergeの記事、Ars Technicaの記事)。
Soylentの製品は人間など動物由来の成分を含まないが、Soylent Powder 1.8の製造を委託する工場で、乳製品を製造する別の生産ラインから少量の乳清粉末が混入したという。混入判明後、この工場での製造および包装は一時中止し、該当ロット(#G7076PA/消費期限2018年2月)の出荷を停止したが、890箱が610人の顧客に出荷済みだったとのこと。
混入した乳成分は少量であるものの、原材料として記載されていない成分であり、乳製品に不耐性の人が摂取すれば深刻な被害が発生する可能性もある。ただし、現在のところ被害の報告は受けていないそうだ。また、既に新規ロットの出荷が開始されており、供給が途絶えることもないとしている。
Soylent Powderは昨年8月に出荷開始したバージョン1.6で食物不耐性とみられる症状が報告され、10月に出荷を一時停止した。その後、Soylentでは微細藻類粉が食物不耐性の原因だったとして、12月リリースのバージョン1.7で微細藻類粉を排除。今年3月にリリースされたバージョン1.8では藻類油の使用も中止し、藻類由来成分をすべて排除している。
一方、微細藻類粉を供給していたTerraViaの株価は昨年11月以降大幅に下落。TerraVia側は詳細な調査が行われることなく一方的に原因と決めつけられたと反発しているが、微細藻類粉による胃腸への影響を隠していたとして、投資家の間では同社を相手取ったクラスアクション訴訟の動きもあるようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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