エレコム、同時接続して高速通信が可能な無線LANギガビットルーター発売

2017年4月12日 06:47

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無線LANギガビットルーター「WRC-1167GHBK2-S」(エレコム発表資料より)

無線LANギガビットルーター「WRC-1167GHBK2-S」(エレコム発表資料より)[写真拡大]

 エレコムは11日、全ポートギガビットに対応し、同時接続でも高速通信が可能な11ac規格対応無線LANギガビットルーター「WRC-1167GHBK2-S」を4月下旬に発売すると発表した。

 ギガビットのWAN・LANポートに「MU-MIMO機能」をはじめ、同時接続でも高速通信を可能とする多彩な機能を搭載した11ac対応の無線LANギガビットルーター。電波干渉に強い5GHz帯(11ac/n/a)は867Mbps、一般的な通信帯域である2.4GHz帯(11n/g/b)は300Mbpsでの高速通信を可能とする。5GHz帯・2.4GHz帯で、それぞれ独立した高感度の内蔵アンテナ(2×2)を搭載し、ノイズにも強い。

 また、同ルーターは5人家族を想定し、5人全員がスマートフォンやテレビなどの複数端末を同時に使用しても快適に通信が可能なように多彩な機能を搭載する。高速処理を実現するデュアルコアCPUを採用することで、5GHz帯と2.4GHz帯の同時通信時に発生する処理待ち時間を解消する。MU-MIMO機能に対応した端末との接続では、2台同時に通信および処理が可能。さらに集中して電波を送信する「ビームフォーミングZ」機能も搭載。iPhone7などの対応端末では、離れた場所にあっても集中して電波を送ることで、快適な通信を可能にする。

 スタンダードな「ルーターモード」と「アクセスポイントモード」のほかにも、有線ポートしか持たないネットワーク機器を無線化できる「子機モード」を持ち、電波の送信エリアが広がる「中継器モード」の合わせて4モードが利用できる。

 セキュリティ対策としてWi-Fiの暗号化は、信頼性の高いWPA2-PSK(AES)に対応。また同ルーターの機能は、自動的に最新版に更新され、常に新機能やバグ修正済みの状態で使用できるようになっている。

 導入にあたっての設定も簡単。アプリやCD-ROMを使わず、スマホやパソコン単体でWEBブラウザー上から設定ができる「かんたんセットアップ2」で対応、Wi-Fi設定およびインターネットへの接続設定が簡単にできる。そのほか、ボタンを押すだけでWi-Fi接続が完了する業界標準の「WPS機能」にも対応する。価格は7,690円(税別)。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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