Windows 10 Insider Preview、初のRedstone 3ビルドが提供開始

2017年4月11日 21:27

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 MicrosoftはWindows 10 Creators Updateの一般向けロールアウトを目前にした6日、さらに次の大型アップデート(コードネーム: Redstone 3)初のInsiderビルドとなるPC版のビルド16170をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blog)。

 Creators Updateの初期のビルドと同様、Microsoftでは現在のところOneCoreの構造最適化を確実にするため、OneCoreの改良やコードリファクタリングなどに注力している。そのため、本ビルドでの変更点は細かい改良や修正のみとなっており、Redstone 3の新デザイン言語(Project NEON)も適用されていない。なお、本ビルドでは評価版を示すデスクトップのウォーターマークは復活しているが、エディション表記には「Insider Preview」がなく単に「Windows 10 Pro」と表示される。また、BSoDも再びGSoDになっていた。

 一方、既知の問題点が9点挙げられているなど、バグは増加しているようだ。Microsoftでも、今後しばらくは開発ブランチとなり、大きな変更がない割にバグが多くなるとして、Insider Programの設定変更を推奨している。Creators Updateは5日より「Windows 10のダウンロード」ページから入手可能になっているものの、RTMの一般提供開始日として発表されている日付よりも早く新Insiderビルドの提供が始まるのは初めてだ。これまでWindows 10ではRTMの一般提供後、次のInsiderビルドが提供開始されるまでに1週間以上間が空いていた。

 なお、本ビルドと直接の関係はないが、ITプロフェッショナル向けの「Windows Insider Program for Business」も開始されている。これまでWindows Insider Programに参加するには個人のMicrosoftアカウントで登録する必要があったが、Windows Insider Program for Businessでは勤務先のAzure Active Directory資格情報で登録可能となる。

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