Tizenには多くのセキュリティ問題があるという指摘

2017年4月11日 11:29

印刷

記事提供元:スラド

 Androidと競合するLinuxベースのスマートデバイス向けOS「Tizen」はセキュリティ的に多くの問題を抱えているとの話が出ている(MOTHERBOARDFOSSBYTES)。

 このたびイスラエルの研究者らがTizenに40もの未公開のセキュリティ問題が存在すると指摘。さらにそのソースコードについて研究者は「今まで見た中で最悪のコードだ」と評している。外部から任意のコードを実行させるような深刻な脆弱性もあるそうだ。さらに、 SamsungがTizen向けに提供しているアプリストア「TizenStore」を利用するためのアプリケーションにも脆弱性があり、本来Samsungの審査を受けたアプリのみがインストール可能であるにも関わらず、脆弱性を付くことでそうでないソフトウェアもインストールできてしまうそうだ。

 TizenはLinux Foundation傘下で進められているプロジェクトで、Samsungが採用に積極的な姿勢を見せている。すでに新興国向けスマートフォンなどでの採用例もある。

 スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | Android

 関連ストーリー:
Tizen搭載スマホ、また発売延期(ただしロシアで) 2014年07月30日
SamsungがTizen搭載スマートフォンを6月までに発売と発表 2014年04月23日
ドコモが採用を予定しているスマートフォンOS「Tizen」に開発の遅れ、プロジェクト終了の噂も 2013年07月05日
NTTドコモ、Tizenスマホを今年後半にも発売する方針 2013年02月28日
Tizenのスマホがドコモから登場する、かもしれない 2012年12月31日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事