大相撲5月場所チケット、90分で完売 電話つながらず

2017年4月9日 07:35

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■チケット争奪戦

 大相撲人気が止まらない。3月場所は、新横綱・稀勢の里の劇的な逆転優勝で幕を閉じた。千秋楽の本割、優勝決定戦と2番続けて照ノ富士を撃破したことにより館内は割れんばかりの歓声に包まれた。その相撲熱はいまだ衰えをみせていない。

 8日、来月両国国技館で行われる5月場所の前売りチケットが発売開始となった。私も電話でひたすらチケット争奪戦に参戦するも一向につながらず。結局わずか90分足らずで15日間全てがチケット完売となった。ここ最近日本人力士の優勝により相撲熱が加速したが、稀勢の里の優勝および横綱昇進によりさらにそれが膨れ上がった。チケットは高額だがそれ以上の満足感を得られると感じているのだ。

■相撲熱激化

 確かに5月場所のチケット争奪戦が激化することは目に見えていた。1月場所で稀勢の里が優勝し、4横綱体制となった3月場所を迎え、序盤でまさかの白鵬休場。横綱同士としての稀勢の里対白鵬の対決はお預けとなった。そのため両者が横綱での初対戦は5月となる。もしかしたら「全勝同士で千秋楽にもつれるのではないか?」と思っているファンは少なくないはずだ。

 もちろん注目するべきは稀勢の里だけではない。稀勢の里の弟弟子にあたる高安にも注目が浴びせられる。高安は目安で行ったら10番勝てば大関に昇進する。今の高安なら普通にやれば難しくない数字である。稀勢の里と日々稽古に励んでいる高安もまた兄弟子とともに急激にレベルアップしているのだ。

 モンゴル勢にも注目が集まるだろう。というのも3月場所で照ノ富士が異様なほどのヒール役に回り、「モンゴルに帰れ」と心無い言葉を浴びせられた。優勝決定に大きく左右する琴奨菊戦でまさかの変化をしたからである。ヤジを飛ばした観客は特定できていないが、大きな問題となりフォーカスを集め、逆にモンゴル勢に温かい目を向けるファンも増えた。

■ここまでは予想外だった

 とは言えここまで相撲熱が上がっているというのはいささか予想外だった。土、日の取り組みがこの速さで完売するのは百歩譲ってまだ分かる。しかし平日の取り組みもここまで速く完売となるのは私の記憶にない。

 これでは新しく「相撲を見たかったのに」というファンを獲得できないのではないかとすら思ってしまうほどだ。しかしそんな人達に伝えたいことがある。「相撲は毎日当日券を販売している」と。しかも椅子席で土俵から一番遠いという難点はあるが、一番安いチケットなので初めて見る人にとっては丁度いい。観に行けばますます相撲の良さに気づくだろうから是非当日券を獲得していただきたい。

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