航空自衛隊の次期輸送機「C-2」、16年の時を経てついに開発完了

2017年3月30日 18:26

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 防衛省は27日、2001年から開発を進めていた航空自衛隊の次期輸送機C-Xこと「C-2」について、開発完了となったことを発表した(プレスリリースFlyTeam, 産経新聞)。

 C-2は哨戒機「P-1」と機体の一部を共通化する形で並行開発された輸送機で、機体の強度不足により遅延があったものの2010年には初飛行を達成するなど以後は開発も順調に進むかに見えたが、2014年に今度は試験機で強度不足が判明。再度の改修を経て2017年3月にようやくの開発完了となった。開発期間は実に16年に及んだ。

 C-2は航続距離や積載量が大きく増強されたのに加え、巡航速度が旅客機並みであることから民間航空路線が使用可能な事が特徴となっている。一時は民間転用の可能性も期待されたが、こちらについては1月に断念と報じられている

 スラドのコメントを読む | 軍事

 関連ストーリー:
川崎重工、空自向け新型輸送機「C-2」の民間転用を断念 2017年01月24日
航空自衛隊の次期輸送機「C-X」、初飛行 2010年01月27日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事