アウディ、A3セダン初の本格スポーツモデル「Audi RS 3 Sedan」を発表

2017年3月29日 05:00

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「Audi RS 3 Sedan」(アウディ ジャパン発表資料より)

「Audi RS 3 Sedan」(アウディ ジャパン発表資料より)[写真拡大]

  • 「Audi RS 3 Sedan」(アウディ ジャパン発表資料より)
  • 「Audi RS 3 Sedan」(アウディ ジャパン発表資料より)
  • 「Audi RS 3 Sedan」の内装(アウディ ジャパン発表資料より)
  • 「Audi RS 3 Sedan」の内装(アウディ ジャパン発表資料より)

 アウディは28日、コンパクトカー「Audi RS 3 Sedan」の受注開始を発表した。発売は7月上旬を予定している。

 A3セダンとしては初めてのRSモデルで、高性能5気筒エンジンの2.5 TFSIとquattroフルタイム4WDシステムを採用した本格スポーツモデル。新型のA3シリーズのなかでももっとも高性能なモデルで、コンパクトセグメントのなかで世界最速の1台に数えられるクルマだという。

 294kW(400PS)の最高出力を発揮する新開発の2.5 TFSIエンジンは、市販モデルに搭載される5気筒ユニットとしては世界で最もパワフルで、同時に480Nmの最大トルクを1,700~5,850rpmの幅広い回転域で供給する柔軟性も兼ね備えている。そのエンジンをフロントに横置きし、quattroフルタイム4WDシステムによるトラクションで、同車は0-100km/h加速を4.1秒で達成するダッシュ力を誇る。

 一方で、アルミ合金製のクランクケースを採用することで、エンジン単体の重量を従来型の(鋳鉄製クランクケースを採用した)2.5 TFSIと比べて26kg削減。さらに、インテークマニフォールドと燃焼室の両方でガソリンを噴射する「デュアルインジェクション」や、排気バルブの開閉タイミングを可変コントロールする「アウディバルブリフト」の採用で、出力性能だけでなく燃費効率も改善している。その結果、欧州ドライビングサイクル(NEDC)で100km走行あたりの燃料消費をわずか8.3リットルに抑えるなど、効率の面でも優れたスポーツモデルとなっている。性能や効率以外でも安全対策や快適性にも優れる。

 エクステリアは、専用のシングルフレームグリルやバンパー、19インチホイール、大胆なディフューザーインサートなどにより、ひと目でほかの「Audi A3 Sedan」と見分けられる。インテリアも、ブラックのファインナッパレザーにダイヤモンドパターンの飾りステッチとRSロゴを配した専用のシートなどにより、独特のスポーティな雰囲気を演出している。

 主要仕様は、全長4,479mm、全幅1,802mm、全高1,399mm、ホイールベース2,631mm、総排気量2,480cc、エンジンは直列5気筒DOHC インタークーラー付ターボチャージャー、最高出力294kW(400PS)/5、800-7,000rpm、最大トルク480Nm/1,700-5,850rpm、駆動方式クワトロ(フルタイム4WD)、トランスミッション7速Sトロニック、タイヤ235/35R19。価格は785万円(税込み)。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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